最近ちょっとした暇つぶしにGyaoをよく見る。
懐かしのアニメも多くて嬉しいのだけど、最近「不思議の海のナディア」が期間限定で全編視聴できるようになったのは特にうれしい。エヴァンゲリオンで有名な庵野監督の出世作だけど、本放送の頃、僕はちょうど就職してしばらく経ったころ。さすがにアニメ見てますとおおっぴらには言い辛い年頃に差し掛かり、また残業続きで放送時間にはとても帰宅できないせいもあってそれほど熱心に見ていたわけでもない。
それでも本作が印象が深いのは、この時期友人にこっぴどく裏切られ、同時にかなり衝撃的な失恋をした時期だったから。
食事がのどを通らないなんて事態を生まれて初めて経験し、すっかり打ちのめされてぼーっと眺めていた画面で破天荒な行動をとるキャラクターに勇気づけられ、何よりエンディング曲の歌詞にいい意味でショックを受けた。
「自分で決めたことだから多分一人でも平気さ」
このフレーズに、いかに自分が最初の頃の志を忘れて甘えていたかと思い知らされ、立ち直るきっかけになった。
当時の気持ちを思い出し、改めて気持ちを引き締める。