メインで使っているノートPC、NECのLavie Direct HZ「Hybrid ZERO」のSSD換装にチャレンジすることになった。
失敗例も報告されているのでなかなか踏ん切りがつかなかったのだが、128GのSSDではいくらクラウドに追いやっても容量が逼迫して来た。最初から素直に512Gモデルにすればいいのだが、自分で選んだわけではないので文句も言えず。
というわけでいわば「仕方なし」に手を出す。
最初にトライしたのは発売されたばかりのSAMSUNG「SSD 950 PRO」。爆速が魅力だが、その時点では国内発売されていなかったのであちらのAmazonから直接購入する。
デバイスそのものの交換は簡単。PCの裏蓋は普通のプラスねじで留められているだけなので精密ドライバーでぱっかり開く。リンゴのPCとは比べものにならないアクセスの良さだ。
SSDもコネクタの形状が微妙に違う(切れ込みが一本多い)が互換性は確保されているので挿入可能。ただしPCIeの950PROがSATA-SSD標準装備の機体に認識されるかどうかはあんまりはっきりした情報がない。このあたりは賭けだった。
案の定というか、WINDOWS10のクリーンインストールを選択しても途中でインストールが止まってしまう。
BIOSで確認するとちゃんとデバイスは認識はされている。また、インストーラーがきちんとパーティションを切り、必要なデータがすべてSSD上にコピーされている事も確認できた。
それなのに、どうしてもインストーラーが再起動をかけるタイミングでコケてしまう。ネット上の報告例ではBootモードをlegacyに変更するといけるらしいという情報もあったが、WINDOWS10ではそれでもうまくいかず、結局あきらめるしかなかった。
当然余分な予算はないので950をネットで売却し、その金額で採用可能なSSDを見繕う。今度はコケるわけにいかないので慎重にネットを徘徊して情報を集め、Transcendの「MTS800」を選んだ。
すると、あの苦労が嘘のようにあっさりインストール完了。どうも、BIOSそのものが異なる模様。もう少し冒険するならBIOSも書き換えてしまうという方法もあったかもしれないが、仕事マシンをいじくり回して万一のことがあったらシャレにならない。すでに一度満員電車でディスプレイを割ってしまい説教されているのでこの辺で。