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2011年9月21日水曜日

Xperia acroで電池の異常消耗に悩む

初代Xperiaはかなりお気に入りの機種で、電池の持ちも速度も申し分なく、唯一スイカなどおサイフケータイに対応していないことを別にすればずっと使い続けてもいいなと思わせるものだった。
しかし、acroが発売されて状況が変わった。初代の唯一の不満が解消できるだけでなく、どうやら電池の持ちも初代より良いらしいと聞いては転ばずにいられない。初代の最低使用期間が半年ほど残っていることもあり、違約金を払うよりはということで白ロム機をGETして乗り換えてしまった。
ホクホクしながら早速使い慣れた各種アプリをインストールして使い始めたのはいいけれど、なんだかおかしい。
本体が発熱するのだ。時には使い捨てカイロ程度まで発熱し、冬場は有り難いかも知れないけど電池の減りも半端ない。
ほとんど操作しないにもかかわらず、満充電からわずか3時間ほどですっからかんである。しかも思ったよりも動作がもっさりしている。ありえないダメっぷり。
ドコモショップに持ち込んでも特に異常はないと言われ、せめてわずかでも使用時間を増やそうとMUGENPOWERの1700mAh電池を購入してみたけど焼け石に水。ちょっと気を抜くとバッテリー切れで大事な電話を逃すことが増えてストレスも溜まり、値段がつく今のうちに売り払って再び初代機に戻そうかとまで思い始める始末。
もちろんその間にも、節電方法として紹介されていることはほとんど試してみた。列記してみると以下のとおりである。
  (1)GSMサーチのオフ
  (2)無線LAN、Bluetoothのオフ
  (3)GPSのオフ
  (4)自動同期のオフ
  (5)モバイルブラビアエンジンのオフ
 (6)画面の明るさを1/3に減光
  (7)アニメーションのオフ
とまあ、ここまでやるんなら別にわざわざスマホ買わなくてもいいんじゃないかと思うほどのデチューンぶり。
でも、これでも異常な電池消耗を抑えることが出来なかった。同時に使っているGalaxyTabはカバンに放りっ込みっぱなしで一週間充電を忘れてもまだ使えるという脅威の粘り腰を見せるので、余計にacroのダメっぷりにイライラがつのった。

ところが、である。
実は今までは標準機能の「電池使用量」でアプリケーションの起動状況と電池の使われ具合を見ていたのだけど、ある日どうも正確でないような気がして「BatteryMix」というアプリケーションを入れてみて驚いた。
「電池使用量」ではかけらほども表示されない「K-9Mail」が全消費電力の8割以上を喰っている事が判明したのだ。
これまでにもアカウントごとに同期フォルダの同期間隔を「しない」に設定して、手動受信をしない限りメールを取りに行かないように設定していた。なのになぜ?である。
Gmailと仕事用のアカウントの2つを同時に管理する必要からK-9Mailを導入したのだけど、Gmailの方はIMAPなので頻繁にサーバーにアクセスしているのだろうなとは思っていた。でも、初代機では特に問題も起きておらず、もちろん過熱もしない。ともかく、原因がK-9らしいことはわかったので、一つづつアカウントを削除して消費量の違いを確認してみようと思い、まずGmailアカウントから削除してみた。結果、その効果は絶大。これまで80%以上となっていた消費量が一気に10%以下に激減したのだ。原因がこのアカウントであることがはっきりした。
ところが削除した直後に出先でメールを確認する必要が出てきて、仕方ないので一時的に同じアカウントを再設定してメール受信後、仕事があるのでほっぽっておいたところ、数時間後に電池がほとんど減っていないことに気がついた。あれ?である。改めてBatteryMixで見てみても、Gmailアカウントを復活させたことで再び電池消費量が増えた形跡は全くない。
どうやら、何らかの理由でアカウントの設定ファイルに問題が生じ、CPUの能力を喰い尽くすほどの通信を繰り返していた可能性が出てきた。
あくまで推定で、本当の原因はわからない。でも、acroの異常発熱にお悩みで電池が減って困るとお思いの方は、バッテリー管理アプリで正体を見極めた上で、アンインストール→インストールをやってみても損はないと思う。
もちろんそれほど使わないアプリなら削除しっぱなしでも構わない。