子供向けプログラミング言語「Scratch2.0」は前バージョンの1.4とは違ってオンライン状態のWebブラウザで動作する仕様であり、オフラインでの動作検証が出来ない。
そのため、どうしてもオフラインで使いたいという場合には「Scratch2.0オフラインエディタ」というアプリケーション(Adobe AIRランタイムで動作する)を使うことになる。
おおむねオンライン版と同じ動作をするのだけど、センサーボードの値を取りこぼすバグがあるみたいなので忘れないうちに書いておく。
スイッチサイエンスで販売されているnekoboard2(picoboard互換)は、Scratchに外部センサ入力の機能を追加することの出来るセンサーボードだ。
音声センサ、明るさセンサ、ボタンスイッチ、スライド抵抗のほか、A~Dの抵抗値を入力できるポートがある。
だが、オフラインエディタ2.0には、ボタンスイッチと、A~Dのポートの値を条件式の中に取り込まないバグがあるようだ。
(音声および明るさセンサはまだ未検証)
それぞれ単独ではちゃんと値を取り込むので、条件式などの中に入れたときだけのバグのよう。
一応オンラインエディタで同じスクリプトを走らせ、スクリプトそのものの妥当性は確認済み。
また、販売元のスイッチサイエンスに報告して検証していただいたところ、nekoboard2だけではなく、オリジナルのpicoboardでも同様の症状が出るとのこと。
困っている人も多いと思うので、早く修正されるといいのだけど。