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2008年12月4日木曜日

RSウイルス?

ここ数日、息子の体調に振り回されている。
ちょっと風邪気味かなと思っていたのが月曜日、ところが火曜日の深夜には突然39度近い高熱。喉はゼイゼイ、透明の鼻水も盛大に出て、本人妙にハイテンション。でも、テンションが高いわりに笑顔はなく、何より一番変なのは一切眠ろうとしない事。
これはヤバイと夜間診療センターに連れて行くと「RSウイルス感染症の疑いがある」との話。
とりあえず、これからさらに高熱が出る可能性があるが特効薬はないこと。部屋の湿度は高めにして様子を見て、夜が明けたらすぐにかかりつけ病院に行くこと、これ以上悪化すれば入院もありうることなど指示され、不安で頭が一杯になりながら帰宅。
で、まったく寝ないくせに構ってやらないと泣き叫んで喉を痛めてしまう息子を、その晩は二人でかわるがわる縦抱きにして徹夜であやし続ける。多分横になると息苦しくて辛いのだろうと思う。
妻に息子を引き渡して短い仮眠を取る間にも、気になって携帯でネットを検索。「RSウイルス感染症」の項目を読んでさらに不安倍増、結局ほとんど眠れない。
ところが、そんな夜が明け、妻がかかりつけの子供クリニックに連れて行くと憎たらしいほどのんきなドクターが「それほど機嫌も悪くないのでまあ大丈夫」といつものシロップを処方されるのみだったそうで。
その間にも体温はどんどん上がり、昼に40度直前まであがったところでついに妻からSOSコール。仕事を切り上げあわてて帰宅する。
その時点で息子は母乳を一切受け付けず、おまけにおしっこも出ない状態。脱水が始まっている証拠だ。
力のない薄ら笑みを浮かべるわが子に、これはもう、町医者ではまともに取り合ってくれないと判断し、一駅隣の総合病院へ車を飛ばす。
すると、まるで漫画のキャラクターのような妙な髪型のドクターは「これはRSではありませんね、最初にそう言われてみんなその情報に引きづられてしまったんだと思いますが、鼻水に色がついているという事はそれ以外の感染症の疑いもあります」と一言。その瞬間、僕らには彼が神に見えた。(で、培養検査用に鼻水を取られる)
抗生物質を処方され、超高性能の鼻水吸引機で大量の鼻水を吸い取られた息子はまるで憑き物が落ちたように落ち着きを取り戻した。点滴も入院もしなくてよいそう。ただし、現時点でまだ喉はゼイゼイ鳴っているし、体温も高いままだ。
恐らく今晩も徹夜であやし続ける覚悟はしているけど、まず親の自分たちが安心できたのが子供に伝わっているようで、おもちゃに手を出す余裕さえ出てきた事にほっと一息。