ぼくがメンテナンスを任されている某社某事業部のデータベースが激不調だった。
口座振替データ読み込みの自動処理が途中で止まって入金データがごっそり抜け落ちたり、理由の分からないフリーズが頻繁に発生したり。なんせひとつの事業部の業務管理がそのDBに頼って行なわれているので笑い事では済まない。
データベースの稼働ログを見る限り特に変なことは起きてないので、もしかしてこれは純粋にハードウェアの問題だと推測。で、思い当たる事が一つ。
少し前、メインボードの電解コンデンサが破裂したDELLのPCを強引に修理したことがあったけど(荒っぽい修理の割には今も現役で稼動中(笑))ここのDBサーバーに使われているのはやはりDELLの、ちょうど同じ頃に生産されたモノ。そんな大事なサーバーになぜDELLのPC?と言われそうだけど、ぼくが最初に原型のシステムを開発したときはまさかこんな大きなシステムになるという想定も、こんなに長期(もうすぐ5年)運用される想定もなかったので、そこら辺に転がっていた中古のPC2台をメインとサブに振り当てて転用した経緯があった。
その後合併を繰り返してでかい会社になった現在も実はそのまま。
でも、まさかなあと思って開けてみると、「あー、・・・」居並ぶスタッフから思わず苦笑が漏れるほど。
ほぼすべてのコンデンサが見事にご懐妊(天井部分がパンパンに膨れ)で、一部は液漏れまで。これじゃまともに動く方が変だという結論で一同納得。
とりあえずコールドスタンバイで保管してあった同型機にHDDを移植して立ち上げてみると、それまでの不調が嘘のように良い子になったDBサーバー。診断ソフトで見てみるとメインボード関連の数値の落ち着きぶりは当たり前として、なんとHDDの温度まで5℃以上下がって安定している。うーん、謎だ。
で、結局はやっぱりサーバー機にはサーバー用の筐体を使いましょうという当たり前の結論。