突然ぽっこり時間が空いたので、気になっていた羽田空港のプラネタリウムに行ってみる事にした。以前の小さな国際線ターミナルを見知った身には、リニューアルした豪華なターミナルビルはほとんど別の場所。朝11時から受付らしいと聞いていたので早めにいくと、実際の投映はなんと午後2時。うーん。
町中ならまだしも、空港島で買い物もせずに3時間潰すのは結構しんどいぞ。とりあえずチケットのみ確保すると、これも行きたかったテオヤンセン展とハシゴする事にする。
というわけで、午後再び羽田を訪れる。昼食前に様子だけ見ておこうと5階を覗いたら、なんともう行列が出来ている? 聞くと、自由席なのでみんな並ぶのだとか。しょうがないので自分も並ぶ。
そしてついに入場。フロアの周囲に作り付けのシートが半分、臨時のひとりがけ椅子が半分、いずれもフロアの中心を向いてぐるりと並べられている。定員は40人前後。普通のプラネではもう少し内側まで席を並べるのが普通なので逆に違和感がある。それはともかく、スクリーンは奥に向けて前傾しているので、実は出前にならべられた臨時席の方が番組は見易い。
で、感想。
極めてオーソドックスな普通の番組で逆に驚いた。海外の星空が見られるのはまあ嬉しいけどね、羽田ならではの演出がもう少しあってもいいと思うのだけど。
あと、ものすごく残念な事が一つ。
M○○○sterそっくりの恒星球(PANDRAと書いてあった)の地平線下に特殊フィルターを張った透明なアクリルの遮光カバーが装着されていたのだけど、初期のメガスターシリーズと同様重力シャッターがついてないので(何もこんな所まで似せなくてもいいのに)、漏れ出た星の光がフィルター表面で散乱してまるで行灯のように光輝いている。ドーム内部がうっすら明るくなってしまい、せっかくの四千万個の恒星が台無し。
あー、もう少しなのに何で妥協しちゃったんだろう。